電気代を安くする方法は? 省エネ家電で、便利かつ快適に節約を楽しもう

住まいのこれから

現在使っている家電がそろそろ買い換え時かもという場合、あるいはリフォームにともない家電の一新を考えている場合には、省エネ家電を選んで電気代を節約したいものです。それぞれの家電の消費電力を把握したうえでの家電の買い替え、電気料金の見直しが、光熱費の節約につながります。

【監修】清水 沙矢香

「節約」「電気料金」の言葉から「省エネ」を連想する人も多いでしょう。最も効果のあるものとして、夏場や冬場のエアコンを一番に想像してしまいますが、通年でみると実は意外なものが電力を消費しています。

現在使っている家電がそろそろ買い換え時かもという場合、あるいはリフォームにともない家電の一新を考えている場合には、省エネ家電を選んで電気代を節約したいものです。また、家電の買い換えにはいかずとも、日々の工夫によって節約できる電力は多くあります。

この記事は、「省エネ」「省エネ家電」がテーマです。より良い暮らしを送るヒントを一緒に見つけていきましょう。

家庭の電力消費の内訳

家庭内でもっとも電力を多く消費している家電は「冷蔵庫」です。そのあとは「照明器具」「テレビ」「エアコン」と続きます。

資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネ家電を選びましょう!」の情報を基に作図

省エネというとエアコンの節約を想像しがちですが、実はエアコンは家庭の消費電力のうち7.4%で、照明器具やテレビのほうが多く電力を消費しています。
冷蔵庫はこまめに付けたり消したりができませんが、その他の家電は使い方を見直すことによって、大きな節電効果を得ることも可能です。

省エネ性能は10年で大幅に進化

家電の省エネ性能はこの10年で大幅に進化しています。2007年製と2017年製の冷蔵庫を比べると、約50%もの省エネになっています。つまり、冷蔵庫は買い替えるだけで省エネに貢献してくれる、ということですね。

▼冷蔵庫の省エネ性能の比較

資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネ家電とは?」からの転載

続いてご紹介するのは照明器具です。LEDと一般電球では、消費電力もランプの寿命も大きく違うことが分かります。

▼一般電球とLEDランプの消費電力と寿命の違い

資源エネルギー庁ウェブサイトからの転載

なお、蛍光ランプをLEDに交換する際は、照明器具がLEDに対応しているかを必ず確認しましょう。対応していない器具に使用することは、ランプの寿命を縮めるだけでなく、事故のもとにもなります。

ちなみに資源エネルギー庁では、「照明器具そのものが10年近く経っている場合には、適正交換時期であることも考え、器具ごとの交換が望ましい」としています(※1)。

このほか、「テレビ」は2010年と2017年の製品比較で約34%(※2)、「電気便座」も2007年と2017年の比較で約19%、省エネ性能が変化しています(※3)。

省エネ家電 どうやって選ぶ?

省エネを意識して製造されている家電には、カタログや本体に「省エネラベル」が表示されています。省エネ家電を選ぶにあたっては、このラベルで選ぶのがひとつの方法です。

資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネ家電の選び方」からの転載

ラベルには年間の電気料金の目安が書かれています。契約している電力会社や家電の使用モードによっても異なりますが、これをひとつの基準として活用することができます。 なお、星の数は法律で定められた省エネ目標基準の達成度合いを示しており、数が多いほど省エネ性能に優れています。
また、冷蔵庫の場合は、上の図のように右上にノンフロンマークが記されています。これらの情報を参考に、できることなら環境負荷の低い製品を選びたいものです。

電力の基本料金の見直しも

日本には多くの電力会社があり、どの会社を選ぶのかで電気料金が変わります。契約するアンペアによっても基本料金が異なるので、お住まいの電気の使用シーンを考えつつ、見直してみるのもよいでしょう。

東京電力エナジーパートナーウェブサイト「主な電気機器のアンペアの目安」を基に作成

このとき注意したいのが、同時に使用する家電のアンペア数が契約アンペア数を超えないようにすることです。契約アンペアを超えると、ブレーカーが落ちるだけでなく、家電の故障につながりかねません。特にエアコンは立ち上がり時に電力を消費します。電子レンジやドライヤーなど、消費電力の高い家電が同じタイミングで稼働していないか、確認するようにしましょう。

まとめ〜計画的な節電を

この記事では、省エネ家電の選び方について紹介しました。
それぞれの家電の消費電力を把握したうえでの家電の買い替え、電気料金の見直しが、光熱費の節約につながります。

電力会社によっては、電話やインターネットサービスなどと組み合わせることで、基本料金が安くなるプランを提供しています。家計全体のなかでどのような費目の基本料金がかかっているのかの視点から電力会社や契約内容の見直しをするのも、ひとつの良い方法になることでしょう。

監修

清水 沙矢香

2002年京都大学理学部卒業後、TBS報道局で社会部記者、経済部記者、CSニュース番組のプロデューサーなどを務める。ライターに転向後は、取材経験や各種統計の分析を元に幅広い視座からのオピニオンを関連企業に寄稿。
趣味はサックス演奏。自らのユニットを率いてライブ活動を行う。
Twitter:@M6Sayaka