住まいの実態調査  住まいに関する不満と対処法

2019年版・住まいの実態調査【大阪府編】 住まいに関する具体的な不満とその対処法

住まい研究所

東京と並ぶ日本の大都市である大阪府。瀬戸内海に面した盆地で、降水量が少なく真夏日の多いこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不満を抱えているのでしょうか。

「あなたは自分の住まいに不満をもっていますか?」そう聞かれた時、あなたはどんな風に答えるでしょうか。

東京と並ぶ日本の大都市である大阪府。瀬戸内海に面した盆地で、降水量が少なく真夏日の多いこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不満を抱えているのでしょうか。

そこで、当社は大阪府に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいに関する不満に関するアンケートを実施しました。その結果や全国で実施したアンケート結果を比較してわかったこと、住宅の不満解消のためのリフォーム事例などをご紹介します。

1.大阪府の住まいに関する不満

まずは、大阪府の住まいに関する不満を全国の結果と比較しながら見ていきましょう。

1-1.住まいに関する不満

まずは、大阪府在住の方に「住まいに関する不満はありますか?」と質問した結果です。

非常に不満:11.4%
多少不満:47.6%

合計すると、住まいに不満のある方は、59.0%となりました。

次に、全国を対象としたデータを見てみましょう。平成25年に国土交通省が全国に対して実施した「住生活総合調査結果」の「住宅及び居住環境に対する総合的な評価」の結果です。

非常に不満:3.3%
多少不満:18.8%

合計すると、22.1%となっています。

実施した時期は違いますが、全国と比較すると大阪府在住の方の住まいに対する不満は倍以上という結果となりました。また、59.0%と過半数を超えていることも注目すべき点です。

1-2.住まいに関する具体的な不満

次は具体的な不満を見ていきましょう。

大阪府在住の方に「住まいに関する具体的な不満は何ですか?」と質問した結果です。

1位:住宅の広さや間取り(50.0%)
2位:収納の多さ、使いやすさ(38.8%)
3位:台所、トイレ、浴室などの使いやすさ、広さ(28.6%)

次いで「住宅の断熱性や気密性」が30.6%、「地震時の住宅の安全性」が29.0%と高い割合を示しています。

一方、全国の「住宅の個別要素に対する不満率」のアンケート結果です。

1位:高齢者への配慮(53.5%)
2位:地震時の住宅の安全性(48.6%)
3位:冷暖房などの省エネルギー性(46.7%)

次いで「住宅のいたみの少なさ」「住宅の断熱性や気密性」「住宅の防犯性」となっています。

全国では安全性や快適に生活するための項目が上位を占めていますが、大阪府では収納や間取り、水まわりに関する項目が上位を占める結果となりました。

2.大阪府在住の方の住まいの不満とは

全国調査と比較して、大阪府では「住宅の広さや間取り」「収納の多さ、使いやすさ」「台所、トイレ、浴室などの使いやすさ、広さ」の3つが特有の不満として挙がっていることがわかりました。

まず、「住宅の広さや間取り」については、大阪市はもちろん大阪市周辺の堺市、豊中市、吹田市の他、大阪市から離れた茨木市、高槻市、枚方市、池田なども地価が高く、人口も多いため、広い敷地を確保しづらいことが不満につながっていると考えられます。

また、大阪府は1951年の公営住宅制度に基づき、戦後復興期の住宅不足に対応するために府営住宅の整備を推進してきました。関西大学先端科学技術推進機構地域再生センターによると、府営住宅は約13万7000戸あり、その多くが高度成長期の昭和30年代後半~40年代に建設されたものです。

大阪府では、木造住宅は1960年度から、簡易耐火住宅は1993年度から建て替えを進めているものの、建て替えできていない住宅もまだまだ存在することから、住宅の老朽化に伴う設備などへの不満が多いと考えられます。

3.不満を解消した大阪府のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすい住まいに変えたケースとして、大阪府のリフォーム事例を紹介します。

【大阪府 K邸】

築年数40年の戸建て住宅でしたが、水まわり(トイレ)、居間(リビング・ダイニング)、その他(廊下・階段・窓)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消することができます。

ただ不満があるからと言って将来的なことを考えずにリフォームを行うと失敗するケースも少なくありません。目的を整理して、優先順位をつけ、十分な下調べを行ってください。

時間をかけて準備をすることで、目先の不満を解消するだけでなく、子供の成長や家族構成の変化にも対応できるリフォーム・リノベーションを実現することができます。

5.まとめ

今回は、全国と比較しながら大阪府特有の住まいの不満とそうした不満を解消したリフォーム事例を紹介しました。

大阪府では、大阪市やその周辺の市では地価の高さもあってなかなか広い敷地を確保できないなどの理由もあり、住宅の間取りや広さに対して特に不満が多いことがわかりました。

また、府営住宅など老朽化に悩む住宅が多いことも、水まわりや収納に対する大きな不満の要因の1つとなっていることが推測できます。

リフォーム事例のように、現在の住まいに不満を抱えている方は、リフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。もし住まいに不満があったら、リフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。

参考サイト

参考サイト1:土地価格相場がわかる土地代データ『大阪府』
https://tochidai.info/osaka/

参考サイト2:日本☆地域番付『大阪府の人口総数番付』
https://ie-and-life.com/category/land-prices/saitama/

参照サイト

国土交通省“平成25年住生活総合調査結果”[① 住宅及び居住環境に対する総合的な評価(p.29)]の一部を抜粋.国土交通省.2015.9.30.
http://www.mlit.go.jp/common/001104812.pdf、(参照2019-03-25).

関西大学“大阪府営住宅団地の現状と課題”[公営住宅制度の変遷(p.1)]の一部を抜粋.国土交通省.2015.9.30.
http://www.mlit.go.jp/common/001104812.pdf、(参照2019-03-25).